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650字バージョン(角川書店作成) |
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姫野カオルコ(Himeno Kaoruko)
1958年8月27日、滋賀県甲賀市生まれ。 幼少の一時期をキリスト教宣教師宅で過ごした。 青山学院大学文学部(昼間部)在学中に、いくつかの雑誌でリライトやコラムを受け持っていたが、卒業後、画廊勤務を経て、90年、出版社に直接持ち込んだ小説『ひと呼んでミツコ』がその場で採用され、単行本デビュー。 「こまやかな批評意識のうえで/破壊的なスラプスティック精神が炸裂する/現代の日本文学において最も強烈な笑いをかきたてる」(中条省平)と絶賛された作品。 以降、作品のテーマごとに文体を自在に操る筆力をもとに、『ドールハウス』『喪失記』『レンタル(不倫)』の 〃処女三部作〃、『変奏曲』『整形美女』『よるねこ』『ちがうもん(旧題=特急こだま東海道線を走る)』など、ジャンルを超えた作品を次々に発表。 作風は多様ながらも、生きることの哀しみと滑稽さを、常に清明な視点で描きつづけ、多くの読者を獲得している。 「姫野さんの発想は真似できないものがある」(齋藤美奈子)、「不可能な超絶技に挑戦した果敢な小説/これだけ趣味(認識力のこと)がよくて、しかもその『趣味』による裁断を的確な言葉で表現できる物書きがいたとは」(鹿島茂)、「かなり生真面目な哲学的とでも形容すべき問題意識/純文学に分類される気がする」(米原万里)等、多方面からの評価がある。 97年、アッシジの聖フランチェスコの生涯に想を得た『受難』が第117回直木賞候補、03年、これまでの著作にはなかった新境地の長編小説『ツ、イ、ラ、ク』が第130回直木賞候補となった。 |